あなたは自分と同じような仲間が欲しいと思ったことはありませんか?

私にばかり仕事が集中してしまって、正直手一杯です。

変なことをやっているという色眼鏡で見られてしまって、途中で怖くなってしまう。

大きなことをやろうと動きだすと、「変なことをやっている」という目で見られるようになったり、仲間が集まらなかったりして、結局、自分でやってしまう…というのはよくあるケースです。

では、どうして周りに仲間が集まらないのか?それは周りの人がビジョンをイメージできないからです。本当は手伝っても良い、手伝いたいと思う人は結構多いのですが、「それをやってどうなるの?」というゴールがイメージできず、実際の行動へ駆り立てるようなワクワク感が出てこないので参加しないのです。

そこで今回は仲間が集まり、ワクワクしながら参画してくれるようになるポイントをお伝えします。

仲間に誘う時に伝えるポイント

仲間に誘う前に伝えるべき大切なポイントが定まっているか?を確認しておきましょう。

この点は会社が事業を行う時、自分が起業をしてお客さんを集めたい時、プロジェクトを企画してメンバーを集める時など、ビジネスを行う時でも一緒です。

成功している人はこれから紹介するポイントを必ず押さえて、いろんな人に伝えているのです。

基本的にはやりたいことを伝えますが、やりたいことは5つに分類されます。

目的(何のために)

目的と目的地は同じ

まず、一番大事なのは目的(何のために)です。目的はどこを目指しているか?というカーナビでいうと目的地のこと。

「アテもなく走り出せ!」と言われることほど辛いもので、この道に進んでいいのか?という判断材料になります。

逆にこの目的が伝えた人と合っていなくて仲間にならなかったということもあるかもしれませんが、基本的にはそれでも大丈夫。目的が合わない人を仲間に入れていると、あとで小さなひび割れから大きな亀裂になるように、作ったチームが崩壊を起こしてしまいます。

正しい判断をしてもらうために、何のために活動をするのか?というのをハッキリ伝えていきましょう!

ビジョン(どんな世界が)

こんな世界を作ろう、それがビジョン

次に大事なのがビジョン(どんな世界が)です。これは目的地到着後のイメージ映像です。

この映像が可視化できるから、人は「それいいね!」とか「ワクワクします!」って言ってくれます。これがモヤッとしてしまう人は説明が足りていないか、まだその人が体験したことがないものだったりします。

特に体験の場合は、まだこの世にないものだったりすることが多いので、その場合はたとえ話や、疑似イメージ映像を使っての疑似体験をさせましょう。

そうすると「あぁ、それに近いのか」「こんなイメージなんだ!なるほど!」と理解してくれやすくなります。

手段(どんな方法で)

手段はいろいろある

次は手段(どんな方法で)を伝えましょう。これは目的地に行くまでの交通手段です。車なのか?電車なのか?徒歩なのか?みたいなものですね。

この手段が分からないと、何に力を入れていくのか?や、どの辺りで力になれそうか?、仲間になった時に自分がどんなことをしているのか?というイメージが湧きません。

ただ、手段や、アイデアはたくさん出てきちゃう!ということがあるかもしれません。ただ、それで良くて手段は何万通りでも考えられるし、走り出したら変わってしまうこともあるのです。

伝える時はあくまでも「今の段階では」ということ、そして、目的に段々近づいていくためのステップ的な手法に絞って伝えるとより分かりやすくなると思います。

理由(なぜ私が)

理由はストーリーとセットで!

次は理由(なぜ私が)です。目的地に行きたいと思った理由や、心ですね。

理由に関しては定まっていない人が多いし、曖昧で伝わらないことが多い項目だったりします。なぜなら、理由というのは自分でもよく分からないものだし、必ずしも相手にとって共感するポイントじゃないかもしれないからです。

しかし、この理由という項目だけは相手のために…ではなく、自分に素直になるところ。

理由は必ず過去にあり、それは自分都合の理由になるかもしれません。それでも行動のエネルギーが湧き出てくるところを自分で否定せず、伝えること。

知識を披露するのではなく、苦しかったことや、楽しかったことも含めて紹介すると共感ポイントが増えるので、人生を語りながら理由を伝えると仲間になってもらいやすくなります。

目標(どこまで)

目標を決めよう

最後に大切なのが目標(どこまで)です。これはカーナビでいうと距離の話です。

基本的に目的や、ビジョンというのは世の中にはまだないもので、「できたらいいね」という抽象的なものだったりするのです。そうすると「どのくらい遠いの?」みたいな疑問が生まれてしまうことが多い。

最終的には目的・ビジョンの場所を目指すけど、具体的にはこのくらいなんだよねと数値や、スケジュールに起こして、左脳(論理的な脳)でも理解できるようにしておきましょう。

目的を達成するために中間目標をいくつか作っておくのも効果的。遠すぎる目標だと「自分には難しいかも…」と辛く感じますが、中間目標のように段々、自分にも目指せない距離じゃないって感じてもらえれば仲間になってもらえる確率が上がります。

仲間になって欲しい人に声をかける時のポイント

次はさきほどの5つの伝えるポイントを実際に相手に伝えていきます。

ただし、優秀な人材を集めていくのには、ちょっとした注意点があります。実際に伝える時に注意して伝えてみてください。

とにかく声をかける

とにかく声をかけろ

大事なのは最初はとにかく声をかけるということ。受け取りやすい人というのはたしかにいますが、スタートアップの時や、今までとは違う切り替えの際は慎重に慎重に…と相手を選ばなくても良いです。

相手にメリットありそうだったら、決して悪い話ではないので、受け取って悪い気がする人はいません。

目的や、ビジョンなど伝えるポイントがしっかり決まっていればいるほど、自然と必要な仲間が応えてくれて集まってくれるものです。

絞って絞って声かける人がほとんどいなくなってしまうよりは、大きな計画であればあるほど、今までの人脈を総動員して、募集をかけてみましょう!

「求めよ、さらば与えられん。」という名言があるように、とにかく求めることが大事です。

求めよ、さらば与えられんについての補足はここをクリック

受け取るかどうかは相手次第

受け取る。それは相手が決める

次に大事なのは選ぶのは相手ということです。

多くの人は伝えてなんとかこちらに協力してもらわなければならないと考えてしまいがちですが、伝えるところまでで良いのです。

失敗したらどうしようとか、嫌われたらどうしようとか思うことはあるかもしれません。

でも、伝えるまでは自分ができる努力。その先を受け取り、判断するのは相手の仕事だからです。もし、手伝えないとなったとしてもそれは相手が考えた上で手伝えないとなっただけ。

本当に避けるべき事態は伝える努力を怠り、何も反応がないこと。

反応があるということは愛があることだと信じ、伝える努力までを頑張るようにしましょう。

その人が受け取れる場所まで降りていく

相手まで自分から降りよう

受け取れる場所というのは伝える手段とも言いかえられます。

伝えたい人が普段使っているツールや、端末、連絡手段はなんですか?

Twitter?Facebook?Instagram?電話?メール?LINE?それとも直接会ったほうが良いですか?

普段使っていないツールを使っての連絡だと連絡されたことに気づかないということにも繋がります。その人に降りてきてもらうのではなく、基本的には受け取りやすい手段を選択してあげることもこちらができる努力でしょう。

集まって欲しい人を演じきる

欲しい人のように演じきる

伝える時に大事なことは集まって欲しい人を自分で演じるということ。

「こんな人に集まって欲しい!」と伝える時、言葉で説明しても分からないことが多いです。でも、自分自身がどんな人に欲しいのかを態度で示す!だから自分が演じたほうが納得感が増えます。

楽しくやりたいならまず自分から楽しそうにする。

本気でやりたいならまず自分から本気でやる。

優しくしたいならまず自分から優しくする。

ここにあなたの本気度が試されていると言っても過言ではありません。恥ずかしがらずに演じてみましょう。

根回しもたまには必要

大事な人に根回しする

物事を円滑を進めるために根回しを忘れないようにしましょう。根回しというと、あまり聞こえが良くないような気がしますが、声をかけるだけでは動かない人もたまにいるのです。

根回しとは場を整える、信頼関係を構築すること。

大規模な説明会があるなら、仲間に事前に声をかけて、「こんな風に元気に応答してくれない?」と説明会の雰囲気をコントロールしたり、会議で手強そうな相手がいたら、事前に一対一でじっくり話し合っておくなども立派な交渉術です。

自分からは直接連絡するのは…と思っているなら、声かけたい人を知っている友達や、パートナーに相談するのも重要ですよ。

ちょっと心の距離が遠い人や、権威性を持つ方、お年を召した方…このような人は声をかけるだけではなく、根回しをして、環境のセッティングを怠らないようにしましょう。

仲間を作るには『中心者の軸』と『メッセージ』

まとめ
  • どこを目指すのかという目的を伝える
  • 目的地はどんな場所かというビジョンを見せる
  • どうやって目的地に行くのかという手段を伝える
  • なぜ私がやるのか?という熱意を語る
  • どこまで目指すのか?という目標地点を伝える
  • とにかく声をかけ、受け取り方は相手に委ねる
  • 相手が受け取れる場所まで自ら降りる
  • 集まって欲しい人を自ら演じる
  • 難しい人は根回しを事前にして、環境を整えておく

ここまでくればきっと「俺(私)には何ができるの?」と言ってくると思います。

その時に「こんな役割がありますよ」「今、具体的に取り組んでいることはこんなことがあって…」とその人が関われるキッカケを作れれば最高です。

とにかく大事なことは中心者の軸とそれをどう伝えるかというメッセージ

この2つをとにかく自分の中で明確にして、たくさんの仲間を集めていきましょう!