5/1(土)「教員のコミュニティ」というテーマでLHRを実施しました。参加者の皆様はお疲れ様でした。

「教育者」というと学校の先生とか、一部の人間に限定されると思われる方もいるかもしれませんが、人と関わって生きている以上、全ての人が「教育者」とも取れると思います。私たちも子供の頃は「学校」という場が提供され、「勉強」というとてもわかりやすい形で学びますが、大人になると意識して学びを得る必要が出てくると思います。このLHRもそんな学びの場の一つとして捉えてもらえるとありがたいですが、残念ながらまだまだ外で学びを得ようという教育者は多くはないです。もちろん、本を読んだり、情報を得ようという形で勉強をしている大人がたくさんいることは事実ですが、僕はもっともっと異業種の人同士での対話を通した学びが必要だと感じています。今回のテーマは私たちがこれからも学び続けていく中でとても重要なものだったと思います。なぜ学ぶのか、どう学ぶのか、今一度じっくりと考えたい、考えていただけると幸いです。

「学ぶ時間がない」というのは確かに大きな問題の一つだと思います。もちろん、それぞれの学校によって働き方ややるべきことが大きく異なることは承知していますが、時間を作るためには「やらない」選択もどうしても必要だと思います。僕は例年いくつかの資格・検定を担当していますが、いつも生徒から「受験料」や「受講料」を徴収し、管理することに大きなエネルギーを費やしていました。今年度はもう自分で徴収することはやめて、学校の口座に振り込んでもらうことにし、事務員の方に管理してもらうことにしました。このやり方は事務員の方にも「初めてだ」と言われましたが、時間を作るためにお願いしてしまいました。おかげでその時間を別の挑戦のために使うことができるようになりました。「やらない」ことは簡単なことではありませんが、一つずつやらないことを見つけていければ、改善の糸口になるのではないかと思います。

次回は6/5(土)、テーマは「学校の役割と意義」です。